神岡森茂無線局の全体の様子。かなり丈夫に造られている。2000年6月撮影(一番左端の写真)
2004年8月に訪れた画像。FOMA対応基地局へ工事中でした。(左から2番目の写真)
2005年7月に撮影。FOMA対応基地局に完全に変わっていた(右から2番目の写真)
2015年5月撮影。movaの中継機器等が外されていた(一番右端の写真)
これがドコモ東海で使われるプレート。関西に比べて細長い。2008年7月から地方分社から統一され、東海の文字が消されている
(左画像は2000年6月撮影。右画像は2015年5月撮影)
この基地局で一番よく目立つ衛星中継しているパラボラアンテナ。ドコモの基地局で数ヶ所だけしか採用していない。2000年6月撮影当時
豪雪地帯で雪の重みでつぶれたのか?木で曲がった日よけを支えている(左の写真)
ドコモ東海基地局2000局目の光り輝くプレート。撮影に苦労しました。(笑)(右の写真)どちらも2000年6月撮影当時
しかし、2001年、横にソフトバンクモバイルの基地局が出来たと同時に、このパラボラアンテナが撤去され、電話回線で中継される事になった。
これが、2002年4月末に行った時の写真。もう衛星回線ではないことを証明してくれた。(左写真)
横にはソフトバンクモバイルの基地局があった。すべて、予想どおりだ!(右写真)(画像は旧社名当時に撮影)
2003年5月17日に再び森茂地区へ!
これがドコモとソフトバンクモバイルの基地局です。(左がドコモの基地局右がソフトバンクモバイルの基地局)2003年5月撮影
再び訪れた基地局です。普通の基地局と変わらないが、パラボラアンテナがあった跡が残っている。2003年5月撮影
木で支えていたがちゃんと改善されていた。2003年5月撮影
基地局の近くにある飛騨市立山之村小中学校 撮影当時は神岡町立山之村小中学校でした。
もう5月の中旬というのに残雪が残っていました。完全に解けたのは5月21日だったそうです。(山之村小中学校のHPより)
そして、2004年からこの基地局もFOMA化工事が開始された。元々mova対応のみの基地局だった為、アンテナ本体を建て替える
必要があった。2004年10月にFOMAサービスが開始された。2005年7月再び訪れる事になった。
神岡森茂無線局の様子。敷地が新たなアンテナ設置のために後方に広くなった。 (左画像)
以前、衛星パラボラアンテナがあった所にFOMA用(?)の中継端末が設置してあった。あの部分をうまく再利用したのはスゴイ!!(右画像)
基地局の先端部分をズームアップ!撮影角度が悪かったが、避雷針と重なって写っているのが元々のmovaのアンテナ。数年後の先のことも考えているのか、撤去しやすい所に設置してある。(左画像)
新しいアンテナの基礎の部分には名盤が取り付けられてあった。(右画像)
それから時は流れ、2005年8月にはFOMAプラスエリアが開始。2006年にはFOMAハイスピード化。2010年にはLTEサービスが開始された。2012年3月末で第二世代と言われるmovaサービスが終了し、基地局もそれぞれの対応工事が行われた。
2015年5月に再び訪れる事にした。
基地局の全体の様子。mova用の機材等が入っていた収容かんは撤去され、かなり小さな収容BOXが設置されている。以前の仕事以上の機能が・・・。(左画像)
収容かんのあった空きスペースは、将来的に4Gや5Gの事を想定しているのかな??また衛星アンテナの再利用みたいに何かしらの再利用を・・・。(右画像)
基地局の機材も年々小型化になり、今となっては全然余裕のスペースがある。この基地局はこのエリアでは重要な位置付けの基地局ですが・・・。(左画像)
基地局の先端部分をズームアップ!FOMA用のアンテナの隣に小さなアンテナがあるが、LTE用のアンテナと思われる。電波のビーム方向はFOMAと同じ。(真ん中と右画像)
お隣のソフトバンクの基地局もあれから様変わり。こちらも3GとLTEと4G対応の基地局になっている。ちなみにauは少し離れた所に基地局があります。
2019年5月にも再訪問しましたが、様子は変わっていませんでした。今後もここの基地局はどうなっていくか?楽しみです!
基地局の近くにある山之村簡易郵便局。 開局当時ドコモ東海のCMにも出たという。
山深いこの地に最新設備・最強の設備
※一部当時の文章が使われていますが御了承ください。
この基地局は、全国のドコモの基地局でも珍しい、中継回線が衛星を使っている所でした(過去形)。普通は
電話回線等で各基地局結んでいます。全国のすべてにこの整備が行き届いているんですが、一部の離島などでは
衛星回線を用いて通信している所があるようです。現在は沖縄県北大東島と南大東島。東京都小笠原村父島と母
の基地局等で採用されています。(他の離島で採用されている所があれば教えてください!!)
また電話回線があるのだが、もしもの災害時補助設備として衛星を使用するケースもあります。
この基地局で停電が起きた場合、しっかりした自家発電施設が備わってるため燃料が無くなるまでこの基地局は使用
可能なんです。この辺りは冬になると大雪になる事が多く、普通の基地局のつくりかただと、雪の重さに耐え切れな
くなり故障する危険があります。写真でもわかるように、設備すべてを高くししかも基礎も丈夫に作られています。
ここに初めて訪れたのは2000年6月末に来ました。ここまで来るのに大変苦労しました。
やはり、こんな所につくる基地局だから、こんな設備にしないといけないんだなぁーと感じました。これぞホントの
何処もつながってる!!じゃないですか!!
その後、2002年4月末にパラボラアンテナが取れた。という情報を知り、確認取材に行きました。行く途中、
いろんな所に行きたかったので、寄り道しながらだったので、ここについた時はすっかり、暗くなってしまいました。
夜はこの辺りは真っ暗で何か出てきても不思議ではありません。(熊が出没するとか・・・)幸いな事に何も出ません
でしたが、隣にソフトバンクモバイルの基地局の写真(プレートのみ)とドコモのパラボラがあった部分を撮り、さっ
さと帰りました。よく見ていませんでしたので、2003年5月、完全に雪が解けるのを待って訪れる事にしました。
朝晩は気温が一桁になる寒さの中、深夜に森茂へ行きました。明るくなるのを待って車の中で過ごしました。5月中旬
というのにもかかわらず、気温は4℃!!日陰には残雪が残っていました。寒さを耐えること約8時間ようやく明るく
なり、撮影をする事が出来て良かったです。
2004年8月にまたこの基地局に行きました。FOMA対応の基地局にするためにアンテナの立て直しをしている
所でした。電柱タイプの基地局でしたので、そこにFOMAのアンテナを取り付ける事は出来ないので、増設可能な支
柱のアンテナタイプに変えるようでした。当初、2004年夏頃にFOMAサービスが開始予定でしたが、工事の進行状
況を見ると、9月か10月頃のFOMAサービス開始となりました。最近は近くに牧場が出来て、近くにキャンプ場も
あることから、夏はここで高原リゾートが出来ますね。夏はとても涼しくて空気もおいしい!!
そして、開局をして20年。時代は流れ、携帯世代も第二世代から第三世代へそしてさらに第四世代、第五世代になろ
うとしている。今後もこの山の中の基地局は携帯電話サービスがある限り、ここにあり続ける事でしょう。
神岡森茂(もりも)無線のプロフィール
完成時期(開局日) 1999年(平成11年)11月25日
受信範囲 岐阜県飛騨市神岡町森茂(もりも)地区及び周辺
受信エリアサービス
FOMAエリア・FOMAプラスエリア対応
LTE(Xi(クロッシィ))エリア(800MHz対応)
受信時最大速度 225Mbps~37.5Mbps ドコモサービスエリアマップより参照
※お詫び 長年地区の読み方を間違えていたままとなっておりました。森茂(もりも)地区が正確な読みです。
間違いを指摘していただいた皆様や関係者の皆様にお詫びをいたします。申し訳ございませんでした。
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